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フランス在住の35歳女性です。こちらは欧州ではありますが、近代以降の植民地の歴史などを踏まえて、アラブ系・アフリカ系・アジア系など、様々なルーツを持った人々が住んでいる、るつぼ社会でもあります。

平凡な生活をしている私のような主婦でも、ごく普通に関わりを持つことがよくあります。アルジェリアやモロッコなど、北アフリカ系の女性の知人が何人かいますが、皆さん一概になめらかなカフェオレ様の肌と、くっきりした目鼻立ちをしています。

その中でも目立つのが「目力」。アイメイクをきっちりしている女性が多く、エキゾチックなまなざしが深く強調されているのです。

ある時、仲良くなった若いモロッコ女性に、お化粧について聞いてみたことがあります。少し意外なことに、彼女は「保湿」についてかなり気を使っているということでした。

また、アイメイクについては「実は…。」と苦笑します。その後すっぴん顔を見せてもらうと、彼女のまつげは元々長く太いのです。日本人女性の基準でいけば、まつげ美容液を使いまくってエクステンションをつけたくらいでしょうか。それが自然な姿なのです。

「すごいね、ここにまたマスカラをつける必要もないかと思うんだけど…」と言うと、「とんでもない。私の目をよく見て?まつげは長くても目自体が少し小さいから、マスカラを重ねづけしてライナーをひかないと。すっぴんではまつげばかりが強調されて、何だかお魚みたいになっちゃうの」と言いました。

あの、アラブ女性特有の目力を出すには、まつげばかりでなく両目付近を全体で踏まえた上での「重い」「深い」印象をつけないといけないのだそうです。

生来の長いまつげで、メイクを省けるかというと、かえってそうでもないようです。長いなりに、毎回きっちりメイクをしなければならないと言う、大変な悩みもあるのだなあ…と感心いたしました。

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